本書の特長

特許出願の目的は権利取得です。特許明細書には、権利を取得するために、審査官を納得させる論理的な筋道立てが必要です。

技術者には、発明を優れた出願提案書に高める書く力、つまり、特許取得のための明細書作成力が求められます。

『課題系統図演習ノート』は、第一線の技術者のための論理思考強化を目的とした演習ノートです。論理思考に役立つ優れた特許明細書に触れ、演習形式で課題系統図を作成することによって、技術者が論理的な筋道立てを構築する力、
説得力、説明力を身に付けることができるようになります。

ネオテクノロジーの長年の顧客企業への発明創出支援を通じて、生み出した独自の論理思考強化ツール『課題系統図』ノウハウが満載です。

材料編について

皆様からのご要望の多かった、材料技術者を想定した課題系統図の実践的ワークブックです。
エレクトロニクスが優れた機能を発揮するためには、それを支える優れた材料技術が必要です。ネオテクノロジーはエレクトロニクス分野において、各種特許レポート発行を通じて技術と特許の土地勘を養ってきました。その土地勘を活かし、エレクトロニクスの川上に相当する機能性材料として、有機材料や無機材料、発光材料、成膜材料、材料技術に関わるプロセス技術、その他の優れた例など課題系統図の題材として適した例を取り上げました。

論理思考を強化するには、
優れた実例（特許明細書）を多く読むこと、
そして自分で課題系統図を書くこと、
この２つが重要です。

『課題系統図演習ノート』では、発明論理の優れた特許明細書の実例を厳選して論理フローを課題系統図に整理して論理を学びます。そして、演習問題で具体的に課題系統図を作成することにより実践的スキルを身に付けることができます。

「材料編」は技術ジャンル別の演習問題集となっており課題系統図の解説、作成方法についての説明はありません。
「基礎編」と併せてお求め下さい。

発刊タイトル

◆基礎　編
※課題系統図作成の基礎を学ぶための入門書。
◆日用品　編
※身近な発明を通して課題系統図を作成する演習ノート。

以下のタイトルは「実践編」演習問題集です。課題系統図の解説、作成方法についての説明はありません。基礎編とあわせてお求めください。
◆装置構成　編（予定）
◆製造方法　編（予定）
◆検査・評価方法　編（予定）
◆回路　編
企業様に出向いて行う課題系統図作成セミナーも予定しております。お気軽にお問い合わせください。ご案内はこちらから

１．課題系統図の作り方

２．課題系統図演習

（１）有機材料
「生体高分子固定化促進用基材、生体高分子の固定化法および生体高分子の結晶化法」
「セルロースナノ繊維を用いる撥水性と耐油性の付与方法」
「ナノインプリント用硬化性組成物および硬化物」

（２）無機材料
「多孔性シリカ被服被膜酸化チタン光触媒の製造方法」
「電子部品用金属材料及びその製造方法、それを用いたコネクタ端子、コネクタ及び電子部品」
「セラミック部品及びその製造方法」
「誘電体素子、および誘電体素子の作成方法」

（３）発光材料（デバイス）
「オキサジアゾール誘導体、発光素子、発光装置、照明装置、および電子機器」
「トリアリールアミン誘導体、発光物質、発光素子、発光装置及び電子機器」

（４）成膜材料
「透明導電材料、分散液、透明導電膜、及びそれらの製造方法」
「微細パターン形成体、微細パターン形成体の製造方法、光学素子および光硬化性組成物」
「有機薄膜太陽電池用材料及びそれを用いた有機薄膜太陽電池」

（５）プロセス
「転写方法および光ディスク製造方法」
「単粒子膜および微細構造体」
「カーボンナノチューブの簡便な分離方法」
「合成石英ガラス基板用研磨剤」

（６）その他（優れた例など）
「オゾン酸化促進剤および洗浄方法」
「樹脂組成物及びそれを用いたシート」

課題系統図　作成例

PDF形式でダウンロードしていただけます。

サンプルは基礎編のものです。

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