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2014年4月発刊
ネオテクノロジー監修
■製本版 A4判116頁
価格: 80,000円+税(送料別)
CD-ROM付
全固体二次電池の中核部材にあたる固体電解質の塗布プロセスを取り上げます。いわゆるスラリーやペーストを用いる湿式の塗膜形成プロセスの技術的観点に焦点をあてました。したがって本書では真空蒸着やスパッタリングなどの物理的薄膜形成技術は取り上げていません。
特許情報は、実際の設計技術と異なり、技術者の創造への取り組みがあらわれるだけでなく、その技術をどうとらえるかという技術のとらえ方の面でも、新鮮で知的な刺激情報です。ネオテクノロジーではさまざまな技術分野でガイドブックをシリーズ展開しています。ぜひ、研究開発の新たな一歩への知的資源としてご活用ください。
本シリーズ「パテントガイドブック」のねらい
技術テーマのプランニングや技術開発において、技術者自身が最新の特許情報を的確に把握することが求められています。しかし、膨大な特許情報の中から必要な情報を抽出するには困難が伴います。そこで、特定の技術テーマにフォーカスし、俯瞰しやすいレベルにまとめたのが本シリーズ「パテントガイドブック」です。
研究開発のアーリーステージで技術と企業の全体像を把握する
技術者の視点で直近の特許情報から最低限必要な約100件の情報を厳選した本シリーズは、技術者が進むべき将来の方向を探る道しるべとして最適なガイドです。研究開発のアーリーステージの開発テーマ探索にお役立てください。
★活用事例の一部をご紹介します。
「営業上でのメリットと新規研究開発テーマの設定とのズレを解決」
1.ガイドブックシリーズのねらい
2.ガイドマップ(当該技術の全体像俯瞰マップ)
3.着眼点別の課題と公開特許情報
※技術者が目をつける着眼点別に特許情報を収録しています
◆連続塗膜の形成観点
スラリーやペースト、インクを用いて連続的な塗膜を形成する技術に特徴がある特許情報を取り上げました。スピンコートやドクターブレード、スクリーン印刷、ディップなどが含まれます。
◆液滴による塗膜形成観点
液滴のスプレーや吐出によって塗膜を形成する技術に特徴がある特許情報を取り上げました。インクジェットなどが含まれます。
◆塗膜のパターン形成観点
特定形状のパターンを形成する点に特徴のある特許情報を取り上げます。領域を特定した塗膜形成や特定パターンを形成する塗布技術を取り上げます。ノズル抽出法などが含まれます。
◆特殊な塗布技術の観点
上記以外の注目すべき塗布技術や塗膜形成技術に関する特許情報を取り上げます。
◆塗布と界面に着目する観点
固体電解質の塗布に関わる界面に着目した技術に特徴がある特許情報を取り上げます。固体電解質と活物質、電極などの界面に着目した技術的観点です。界面の操作や界面に生じる異相の制御、固溶体、傾斜構造などを含みます。特定の材料と形成条件の組合せなどの技術も含みます。
◆塗膜を積層する観点
電極や電解質、絶縁層などを積層する技術に特徴のある特許情報を取り上げます。
◆その他
全固体二次電池の固体電解質の塗布や塗膜形成に関して参考になると思われる特許情報を取り上げます。
4.IPC/FIガイド(当該技術テーマの検索ガイド)
5.掲載特許一覧表
トヨタ自動車、大日本スクリーン製造、コニカミノルタホールディングス、ダイソー、住友電気工業、電力中央研究所、オハラ、ナミックス、セイコーエプソン、三洋電機、電力中央研究所、エルジー・ケム・リミテッド ほか
ガイドマップは、アングル(技術的着眼点)ごとに図面と企業を選び放射状に配置した、ネオテクノロジー独自の俯瞰マップです。直近数年の出願にあらわれる技術と企業を見渡すことができます。
<ガイドマップ見本 ※テーマは異なります クリックすると拡大します>
深掘調査を行う際には国際特許分類(IPC)や日本特許庁独自のファイルインデックス(FI)を利用すると便利です。IPC/FIガイドではアングル(技術分類)ごとの特許情報に実際に付与されている特許分類を抽出し掲載しています。
本書で取り上げた特許情報をアングル(技術分類)ごとに分けて抄録を掲載することにより、技術の特徴がより把握しやすい誌面構成となっています。また、巻末には特許情報の一覧表も掲載しています。