本書の特長

太陽電池の電力を商用電力に変換するパワーコンディショナは、DC-DC コンバータや二次電池充放電などのパワーエレクトロニクス技術（弱電）と、商用電力インバータや系統連系などのパワー技術（強電）がインテグレーションする、弱電・強電どちらの企業にも参入チャンスがある新市場です。
この特許動向分析レポートでは、2000年以後に発行された8,386件の国内公開特許情報を調べ、太陽光発電用パワーコンディショナ回路技術のほか、逆潮流関係技術、保守関係技術など、太陽光発電パワーコンディショナに必読の特許情報約1,800件を網羅しています。

今までにどんな技術が検討されてきたか、最近はどんな技術が取り入れられているのか？
どんな企業が、どんな回路やシステムに重点をおき、市場参入を図ろうとしているのか？
これからの研究開発の路線策定や、知財戦略の検討にお役立てください。

調査対象技術

太陽電池を直流電源とする太陽光発電用のパワーコンディショナ回路技術を調査の対象にしました。なお、パワーコンディショナの代わりにインバータと呼ばれている場合も多いようですが実態で判断しています。昇圧コンバータや商用AC 出力インバータなどの電力変換に係わる主回路要素の他、最大出力点制御（MPPT）などの制御技術、二次電池の充放電制御、系統連係や逆潮流関係の技術、保守関係技術などを含めています。

調査対象特許情報

2000年1月1日以後、2009年5月31日までに発行された国内の公開特許・（再）公表特許、合計（8,386件）を対象にしました。なお、実用新案は対象にしていません。

Ⅰ．調査概要

１．はじめに
２．調査範囲
（１）調査対象とした技術
（２）調査対象とした特許情報
（３）出願年別の出願件数
３．検索式
４．技術分類と定義
（１）技術俯瞰
（２）技術分類
（３）技術シェア
５．付属CD-ROMについて
（１）抽出特許一覧表（MicrosoftExcel形式）
（２）特許全文明細書（PDF形式）

Ⅱ．企業動向

１．パナソニック
２．シャープ
３．キヤノン
４．三洋電機
５．京セラ
６．パナソニック電工
７．東芝
８．日新電機
９．三菱電機
１０．富士電機
１１．オムロン
１２．三菱重工業
１３．関西電力
１４．日立製作所
１５．住友電装

Ⅲ．技術動向

（１）太陽電池
（２）コンバータ
（３）最大出力点制御
（４）蓄電・電池
（５）インバータ
（６）系統連系
（７）運用技術

Ⅳ．抽出特許一覧表

・付属CD-ROM
１．抽出特許一覧表（Excel形式）
２．特許全文明細書（PDF形式）