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2005年7月発売
ネオテクノロジー 監修
A4判リング綴/約150ページ
定価:150,000円+税
CD-ROM付
有機ELが表示素子の次世代牽引役として注目されています。コアとなる導電性高分子材料は、ディスプレイやトランジスタなどへの応用分野が拡がり、大量生産・大量消費される実用商品として今後も技術開発が進むとみられます。
一方、インクジェットの技術は、ますます高精度化し、インク材料、印刷対象の自由度も増しています。新しい生産技術としてのインクジェット法が、次世代の表示素子としての有機EL膜に対してどのように応用展開されているか、両者の総合的な関連の中での相乗的な開発動向は、現在、最も注目される技術テーマの一つです。
本書は、2000年以降に出願された特許情報を軸に、重要技術とそれを支える関連技術の動向、および有機ELの研究開発に携わる主要企業の動向を分析・報告いたします。
インクジェット法を用いた有機EL膜に関する技術を対象としました。調査分析に使用する特許情報を収集するにあたって、インクジェット技術という面から特許情報を検索する見方と、有機EL技術という面から特許情報を検索する見方との両面から、基本的な検索方法を検討し、最終的には両者を掛け合わせた部分を調査対象としています。
「量的分析」… 基本検索式により抽出された国内公開特許3710件については、出願件数を基本計量単位として、該当件数を計数するなどの量的分析を行いました。
「質的分析」… 上記3710件のうち、特に重要と思われる609件については、全文公報明細書を精査し、明細書に記載されている内容を調査分析し、その結果に基づいて動向を分析するなどの質的分析を行いました。
2000年以後に出願され、2005年5月の調査時点までに発行された国内公開特許情報を対象としました。なお、実用新案は対象にしていません。
モノづくりの新たな生産技術におきているダイナミックな変化を特許情報から取り上げ、最近の特許情報をテクノロジー情報として分析します。技術と特許の専門分析チームが最近の特許情報から技術展開シナリオ(仮説)を組み立て、これからの技術変革の可能性を探ります。
※詳しい分類定義は立ち読みでご確認ください。
本レポートでは、特許情報から仮説を組み立て、技術トレンドを分析しています。数100件の特許情報から共通性や特徴を表す技術要素を汲み取って技術を俯瞰し、今後予想される技術の展開シナリオを想定、それを座標軸として関連する特許情報を位置づけます。 仮の座標軸を設定することで、個々の特許情報を明確な基準で評価でき、特許情報からみた技術のトレンドを浮かびあがらせることができます。 本書では、一連の特許情報のつながりから、以下の技術展開の仮説を組み立てました。
有機材料の長所を伸ばす 有機材料の使いにくさを克服する
技術と特許の専門スタッフが最近の特許情報に基づいて組み立てた技術展開シナリオ(仮説)の検証を行っています。 特許情報には、企業の継続的な研究開発の成果が表われることから、特許情報の特徴を利用して量的解析(件数ベースでの特徴解析)と質的解析(公報記載内容ベースでの特徴解析)を行っています。