センサネットワークシステム シリーズ
医療とヘルスケアのセンサネットワークシステム

本書で取り上げる技術対象

本書では生体情報の測定方法と測定で得られたデータ通信システム技術と、これらデータを有効活用するための管理システム技術を取り上げました。小規模の診断システム及び医師診断の補助的システムや人間行動の分析により医療の必要有無の管理システム技術、医用映像撮影のデータに関するシステム技術なども含みました。
2010 年以降に公開された特許情報から、技術開発の切り口を探る６つの観点に分類ています。

６つの観点は、

①センサノード及びネットワークシステム ②居住環境管理システム ③人の行動記録 ④診断システム ⑤医用映像ネットワークシステム ⑥その他の参考情報 です。
企業と技術の開発の多様な観点を調べるガイドブックとして本書をご活用ください。

★本シリーズ「パテントガイドブック」のねらい

技術テーマのプランニングや技術開発において、技術者自身が最新の特許情報を的確に把握することが求められています。しかし、膨大な特許情報の中から必要な情報を抽出するには困難が伴います。そこで、特定の技術テーマにフォーカスし、俯瞰しやすいレベルにまとめたのが本シリーズ「パテントガイドブック」です。

技術者の視点で直近の特許情報から最低限必要な約100件の情報を厳選した本シリーズは、技術者が進むべき将来の方向を探る道しるべとして最適なガイドです。

１．ガイドブックシリーズのねらい
２．ガイドマップ（当該技術の全体像俯瞰マップ）
３．IPC/FIガイド（当該技術テーマの検索ガイド）
４．着眼点別特許抄録

◆センサノード及びネットワークシステム
生体情報の測定（データの記録）とその通信技術について取り上げました。

◆居住環境管理システム
居住環境／非居住環境管理方法やシステム技術について取り上げました。

◆人の行動記録
人の行動記録方法（モニタリング）やそのセンサネットワークシステム技術について取り上げま
した。

◆診断システム
診断装置や診断ネットワークシステム技術について取り上げました。

◆医用映像ネットワークシステム
放射線撮影や心電データなどの医用映像のネットワークシステム、その制御方法について取
り上げました。

◆その他の参考情報
上記にはあてはまらないが、参考となる特許情報を取り上げました。

掲載企業（TOP10）

・コーニンクレッカ　フィリップス　エレクトロニクス　エヌ　ヴィ
・日立製作所
・富士通
・オープンピーク　インコーポレイテッド
・スミスズ　メディカル　ピーエム　インコーポレイテッド
・セイコーインスツル
・日本電信電話
・コニカミノルタエムジー
・オムロンヘルスケア
・東芝　ほか

技術的着眼点を俯瞰できる

ガイドマップガイドマップは、アングル（技術的着眼点）ごとに図面と企業を選び放射状に配置した、ネオテクノロジー独自の俯瞰マップです。直近数年の出願にあらわれる技術と企業を見渡すことができます。

深堀調査に役立つIPC／FIガイド

深掘調査を行う際には国際特許分類（IPC）や日本特許庁独自のファイルインデックス（FI）を利用すると便利です。IPC／FIガイドではアングル（技術分類）ごとの特許情報に実際に付与されている特許分類を抽出し掲載しています。

見やすい誌面

本書で取り上げた特許情報をアングル（技術分類）ごとに分けて抄録を掲載することにより、技術の特徴がより把握しやすい誌面構成となっています。また、巻末には特許情報の一覧表も掲載しています。