本書の特長

最近の技術動向を把握する《攻め》の特許調査
カーボンナノチューブCNTは、さまざまな用途への応用が期待される優れた材料です。実用化に向け、低コストで大量生産可能な製造技術の開発が待ち望まれています。
本調査では、最近の国内公開特許からCNTの製造方法ならびにCNT製造技術と密接に関連する周辺技術も含めて抽出しました。

・大規模生産に向いている化学蒸着法、連続的運転が可能な気相流動法などの製造方法
・製造効率を上げるための工法や、（従来）原料ソースとして用いられる炭化水素以外を原料とした製造方法
・CNTの製造に重要な役割を果たす触媒に特徴のある製造方法
・CNTの製造技術として見落とせない製造装置に特徴のある特許情報
・CNTの製造技術として重要な生成用基材や加工技術、複合化技術、など

CNTの全体像を製造技術の側面から俯瞰し、最近の技術と企業の動向を探る資料としてご活用ください。

調査対象特許情報

出願日遡及7年分に相当する2007年1月以降に出願され、2014年10月までに発行された国内公開特許からカーボンナノチューブCNTに関する出願を国際特許分類（IPC）、ファイル･インデックス（FI）、Fタームおよびキーワードを組み合わせた独自の検索式で抽出し（1,041件）、専門技術スタッフが全件マニュアル査読して製作しました。（採用件数709件）

本シリーズ「ダイナミックマップ」のねらい

技術テーマの全体俯瞰をしながら技術と企業の詳細をクローズアップできる電子版の特許資料です。プレゼンテーションや社内ミーティングに活用しやすい豊富な特許マップを掲載しています。最新特許情報へのアップデートサービスもあります。

●技術から見る

• 技術シェア
• 出願件数推移
• 企業シェア
• 企業ランキング
• 公開特許一覧表 → 公報全文pdf

《技術分類》
１．化学蒸着法（CVD）
２．気相流動法
３．CNT作製の効率アップ
４．炭化水素以外の原料を用いた製造方法
５．触媒
６．無触媒
７．製造装置
８．その他

●企業から見る

• 出願件数推移
• 企業性格チャ－ト
• 発明者ランキング
• 共同出願
• 公開特許一覧表 → 公報全文pdf

●全体データ

◇企業シェア
◇上位10社技術比較
　第1位：ツィンファ　ユニバーシティ
　第2位：東芝
　第3位：産業技術総合研究所
　第4位：鴻海精密工業股ふん有限公司
　第5位：東レ
　第6位：日立造船
　第7位：トヨタ自動車
　第8位：物質・材料研究機構
　第9位：アプライド　ナノストラクチャード　ソリューションズ　リミテッド　ライアビリティー　カンパニー
　第10位：凸版印刷

◇企業ランキング（全企業）

掲載企業

アルバック、デンソー、日本ゼオン、大阪府立大学、名古屋大学、富士通、大阪府、住友電気工業、アイシン精機、日本電気、大陽日酸、昭和電工、本田技研工業、パナソニック、鴻富錦精密工業（深セン）有限公司、　東京大学、日新電機、ＭＥＦＳ、コミサリア、ア、レネルジ、アトミク、ニッタ、ＩＨＩ、大阪大学、バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト、九州大学、セメス、学校法人　名城大学、関西電力、日立化成、三菱重工業、信州大学　ほか

• 出願件数推移
• 企業性格チャ－ト
• 発明者ランキング
• 共同出願
• 公開特許一覧表
• 公報全文pdf

全体俯瞰と詳細のクローズアップ

ダイナミックマップはマインドマップ ^® 手法を活用しています。ダイナミックに視点を切り替えて、素早く必要な特許情報と特許マップにアクセスできます。

企業と技術それぞれの観点から、知りたい項目（出願人件数推移、出願人ランキング、発明者ランキング、共同出願人内訳、該当特許一覧表）へとクリックで展開します。

広めの検索式でもれなく調査

特許分類（IPC／FI）を基軸としてキーワードで絞り込む検索式と、キーワードのみの検索式のOR論理による広めの検索式を用いています。

マニュアル査読によるノイズ情報のないデータ

技術と特許の専門スタッフがマニュアル査読を行い、ノイズ情報を除去して技術分類を付与しています。