技術俯瞰とは

特許情報を用いた技術俯瞰

特許情報を用いた技術俯瞰とは、
まず、取り組みたい技術テーマに関わる特許情報を調査して関連ある特許情報の集合を用意し、
つぎに、自社の技術者が想定する技術イメージと対比して見逃せない特許情報を選びだし、
さらに、お客様技術者と当社コーディネータの共同作業により、選んだ特許情報の裏に潜む可能性を探り、潜在知を掘り起こしてグルーピングするなどのアナログな推論組立作業を行い、
これによって、その技術テーマに取り組むうえで新鮮な基盤（基本的概念）となる特許と技術の両面の俯瞰をすること、
そして、その後にすすむ方向の一つの具体例として、発明創出の着眼点を例示することなどを含む一連の作業を指しています。

≪技術俯瞰のプロセス≫

（１）グループワーキングで検討したい技術テーマについて直近の特許情報を調査します。４、５人なら数百件程度です。関係がありそうな特許情報を事前に用意します。
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（２）チームで特許情報を分配、自社技術を念頭に思い浮かべ、参考になりそうな特許情報を選びます。大半の特許情報は既知の情報で、これらは不要なノイズ情報です。
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（３）選んだ特許情報を付箋紙に記録します。公報番号と選んだポイントだけを残します。
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（４）付箋紙を模造紙上に展開しながらチーム討議。共通する考え方や重要ポイントを特に整理していきます。ブレインストーミングにはコーディネータが欠かせません。

≪メリット≫

●特許情報に現われる技術要素から自社技術を取巻く状況を整理することができます。
●特許情報をヒント情報として活用し、そこから得られる着想を盛り込むことによって自社独自の全体俯瞰をすることができます。
●異分野の特許情報から自社技術に活用できる要素を抽出することができます。
●技術者チームでブレインストーミングを行うことによって、チーム内の情報共有化や研究開発の方向性を揃えることができます。
●討議の最中に思いついた着想やアイディア等を追加して再構築することによって、自社なりの全体俯瞰を行うことができます。

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【ねらい】
特許情報から技術を俯瞰する
　
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＜お客様の声＞
●研究開発の初期段階で、技術の全体像を見渡すのに便利。
●ガイドマップには自分と違う見方が出ていて参考になる。
●深掘り調査をするときの参考情報として活用できる。