本書の特長

本書は特許情報から「植物工場参入で儲ける」手がかりを見出すために発行します。
植物工場に関する最新の特許出願の具体例を取り上げ、技術開発のアングルごとにまとめています。
技術アングルごとに接点を探るガイドであり、異業種から植物工場ビジネスへの参入機会を見出す資料でもあります。

植物工場は農産物の新しい生産形態であり新しい生産システムです。
天候に左右される不安定な生産形態を人工的な管理生産へと発展させる新しい農業の取り組みです。これまでにない産業ととらえることができます。いま開拓されつつあるビジネスの新大陸であり儲けるチャンスの宝庫です。本書により植物工場のどこで儲けられるかがわかるでしょう。

・栽培管理
植物の生育状況に合わせた植物工場内環境の制御や高圧空気圧株式会社での栽培、
イチゴやレタスなど個別植物の栽培管理に関する技術を取り上げました。
・栽培装置
植物工場の建屋構造や工場内で使用する栽培装置、作業ロボットなどの技術を取り上げました。
・養液管理
養液・水の管理についての発明を取り上げました。
養液の浄化や循環に関する技術、節水方法などが含まれています。
・空調管理
植物工場内の気温や湿度の管理、空気の流れの管理の発明を取り上げまあした。空気浄化技術やCO2管理なども含みます。
・照明の色・波長管理
植物に照射する光の色や波長についての観点からの発明を取り上げました。
・光照射管理
照射する光の強さや時間などを管理する技術についての発明を取り上げました。

本シリーズ「パテントガイドブック」のねらい

技術テーマのプランニングや技術開発において、技術者自身が最新の特許情報を的確に把握することが求められています。しかし、膨大な特許情報の中から必要な情報を抽出するには困難が伴います。そこで、特定の技術テーマにフォーカスし、俯瞰しやすいレベルにまとめたのが本シリーズ「パテントガイドブック」です。

技術者の視点で直近の特許情報から最低限必要な約100件の情報を厳選した本シリーズは、技術者が進むべき将来の方向を探る道しるべとして最適なガイドです。

１．ガイドブックシリーズのねらい
２．ガイドマップ（当該技術の全体像俯瞰マップ）
３．IPC/FIガイド（当該技術テーマの検索ガイド）
４．着眼点別特許抄録

・栽培管理
・栽培装置
・養液管理
・空調管理
・照明の色・波長管理
・光照射管理

５．掲載特許一覧表

掲載企業（順不同）

シャープ
大和ハウス工業
宮入バブル製作所
ヤンマー
NECライティング
鹿島建設
日本液炭
栗田工業
ダイキン工業
いけうち
日本山村硝子
ニコン
日立製作所
NECソフト
NTTファシリティーズ
電力中央研究所
愛媛大学
椿本チエイン
昭和電工　ほか

付属CD-ROM掲載内容

・掲載特許一覧表（Excel）
・公開特許公報全文（PDF）

技術的着眼点を俯瞰できるガイドマップ

ガイドマップは、アングル（技術的着眼点）ごとに図面と企業を選び放射状に配置した、ネオテクノロジー独自の俯瞰マップです。直近数年の出願にあらわれる技術と企業を見渡すことができます。

深堀調査に役立つIPC／FIガイド

深掘調査を行う際には国際特許分類（IPC）や日本特許庁独自のファイルインデックス（FI）を利用すると便利です。IPC／FIガイドではアングル（技術分類）ごとの特許情報に実際に付与されている特許分類を抽出し掲載しています。

見やすい誌面

本書で取り上げた特許情報をアングル（技術分類）ごとに分けて抄録を掲載することにより、技術の特徴がより把握しやすい誌面構成となっています。また、巻末には特許情報の一覧表も掲載しています。