本書で取り上げる技術対象
高齢者がより良く快適に生きる社会に向けて様々な技術が取り組まれています。本書では高齢者ならではの技術を対象として取り上げます。個人出願は除いています。
２０１２年以降に公開された高齢者をとりまく技術に関する特許情報７４件を抽出し、高齢者をとりまく技術についてビジネスチャンスを探る観点で技術が生かされる場を意識した７つに分類しました。
７つの観点は、①高齢者自身が使用する日用品　②高齢者自身が使用するシステムや装置　③介護する人を支援する技術　④施設の管理技術　⑤社会インフラ　⑥高齢者用薬　⑦見逃せない観点　です。
観点ごとに特徴的な図面を選択し配置したガイドマップは、高齢者をとりまく技術に取り組む企業と技術者の開発への多様な観点を直感的に俯瞰するガイドとして役立ちます。

◆高齢者自身が使用する日用品
高齢者本人が身につけたり使用する物を取り上げます。

◆高齢者自身が使用する装置やシステム
高齢者の日常生活を支援する装置やシステムを取り上げます。

◆介護する人を支援する技術
高齢者を支える人をサポートする技術を取り上げます。

◆施設の管理技術
老人ホーム、介護施設、病院などの運用や管理に関する技術を取り上げます。

◆社会インフラ
エレベータや金融機関の取引装置など社会インフラ技術を取り上げます。

◆高齢者用薬
高齢者を主な対象としている薬剤を取り上げます。

◆見逃せない観点
抗老化化粧品や易咀嚼性調理食品など見逃せない観点を取り上げます。

★本シリーズ「パテントガイドブック」のねらい

技術テーマのプランニングや技術開発において、技術者自身が最新の特許情報を的確に把握することが求められています。しかし、膨大な特許情報の中から必要な情報を抽出するには困難が伴います。そこで、特定の技術テーマにフォーカスし、俯瞰しやすいレベルにまとめたのが本シリーズ「パテントガイドブック」です。

技術者の視点で直近の特許情報から最低限必要な約100件の情報を厳選した本シリーズは、技術者が進むべき将来の方向を探る道しるべとして最適なガイドです。

１．ガイドブックシリーズのねらい
２．ガイドマップ（当該技術の全体像俯瞰マップ）
３．IPC/FIガイド（当該技術テーマの検索ガイド）
４．着眼点別特許抄録

・高齢者自身が使用する日用品
・高齢者自身が使用する装置やシステム
・介護する人を支援する技術
・施設の管理技術
・社会インフラ
・高齢者用薬
・見逃せない観点

掲載企業（TOP10）

ナカヨ通信機
沖電気工業
三菱重工環境・化学エンジニアリング
イムナス・ファーマ
ネステク　ソシエテ　アノニム
グンゼ
ユニ・チャーム
ＮＬ技研
味の素
徳武産業　ほか

技術的着眼点を俯瞰できる

ガイドマップガイドマップは、アングル（技術的着眼点）ごとに図面と企業を選び放射状に配置した、ネオテクノロジー独自の俯瞰マップです。直近数年の出願にあらわれる技術と企業を見渡すことができます。

深堀調査に役立つIPC／FIガイド

深掘調査を行う際には国際特許分類（IPC）や日本特許庁独自のファイルインデックス（FI）を利用すると便利です。IPC／FIガイドではアングル（技術分類）ごとの特許情報に実際に付与されている特許分類を抽出し掲載しています。

見やすい誌面

本書で取り上げた特許情報をアングル（技術分類）ごとに分けて抄録を掲載することにより、技術の特徴がより把握しやすい誌面構成となっています。また、巻末には特許情報の一覧表も掲載しています。