本書の特長

TVや映画をユーザーとロボットが一緒に楽しむシーンでは、ロボットの対話やしぐさなどが共感を生む大切なカギになります。また、仮想現実VRを取り込むなど、さらなる新たなエンターテイメントやサービスの可能性が広がります。
人と共生するロボットの進化は予想より急速で、ユーザーの気持ちを察知してロボットの行動を修正するだけでなく、近い将来にはユーザーの感性に合わせて対話や生活支援を実現するなど、社会課題からバックキャストしたロボティックス技術が実現するでしょう。

「R&Dシリーズ」のねらい

最先端の注目トピックスに関する特許情報をキャッチする
R&D技術者にとって、最先端の技術情報を把握することは欠かせません。
R&Dシリーズは、最先端の注目トピックスを取り上げ、直近一年間に発行された国内特許情報から専門技術スタッフがマニュアル査読により見ておくべき特許情報を30～50件抽出しR&Dマップにまとめています。また、特許一覧シート（EXCEL形式)には100件~150件の注目特許情報をピックアップしています。
抽出特許情報には技術分類、発明のポイントを付与しており、簡単に全体の概要を俯瞰することができます。
シャープに攻め込むための知的刺激情報としてご利用ください。

１．調査概要

調査対象技術
使用した検索式
調査対象期間

２．掲載特許情報
・ユーザーの感情変化に着目して行動
・ユーザーと感情を共有する
・ロボットの会話と動作でユーザーが映像に共感
・ユーザーの喜び、悲しみにコミュニケーション
・ユーザーの好みでダンス音楽と動作を選択
・ユーザーに次の行動を予告
・相手の気分に応じて会話
・不快感を与えないように対話
・複数のロボットと人の対話
・遠隔会議で意図を反映した進行役を務める
・感情が現れる顔画像を表示
・感情を動作で表現するロボット
・柔軟構造で感情表現ができる
・目と顔の動きで表現する
・ユーザーの感情と周囲環境に合わせてロボットが表現する
・所定の基準で感情を表示する介護用端末
・義手（ロボット）の違和感を解消
・義肢装着のストレスを軽減
・ユーザーの身体運動を促すロボット
・置物を握る簡単な動作と光で状況発信
・ロボットハンドの手の感覚で臨場感
・高齢者の煩わしい対話にロボットが代行
・相手の働きかけをみてロボットが働きかけ
・遠隔会議で音、光、臭いで意志量伝達
・ユーザーの意図を反映した動きをする

３．掲載企業
日本電信電話株式会社
シャープ株式会社
国立大学法人大阪大学
学校法人塚本学院　大阪芸術大学
ＫＤＤＩ株式会社
国立大学法人埼玉大学
大和ハウス工業株式会社
社会福祉法人兵庫県社会福祉事業団
学校法人大阪産業大学
富士通株式会社
エスエヌユー　アールアンドディービー　ファウンデーション
アラム・アコピアン
株式会社リコー
新明工業株式会社
明伸興産株式会社
ソフトバンク株式会社
京セラ株式会社
マッスル株式会社
国立研究開発法人産業技術総合研究所
株式会社国際電気通信基礎技術研究所
ほか

最先端特許情報を俯瞰できるＲ＆Ｄマップ

R&Dマップは抽出特許情報の全体像を見渡すことができます。関連する特許情報の発明のポイントと出願人が掲載されていますので、どんな技術をどんな企業が取り組んでいるのかを一目で把握することができます。

技術分類、発明のポイントを掲載

抽出特許情報には、技術分類と簡潔にまとめた発明のポイントを付与しています。概要を把握して詳細に読み込む特許情報を確認することが容易です。

全文特許明細書をリンク

R&Dマップ掲載特許情報には全文明細書PDFがリンクされていますので、詳細に読み込みたいときに便利です。また、特許一覧シート（Excel形式）からも全文明細書にリンクしています。