本書の特長

2003年1 月1 日以後、2013 年11月30日までに発行された国内の公開特許・（再）公表特許から、インクジェットを用いた３Ｄ造形技術を特徴にする特許情報を特許分類（IPC／FI）を基軸としてキーワードで絞り込んだ主検索式を主軸にキーワードで絞り込んで抽出し（1,333件）、専門技術スタッフが全件マニュアル査読にて抽出した240件を収録しました。

企業別・技術別に分析。ビジュアルに全貌を把握できます。全体像の俯瞰と、詳細情報のクローズアップ。ダイナミックに視点を切替えて特許情報から業界の動きや技術の変化を調べることができます。

調査対象技術

インクジェットを用いた３Ｄ造形技術を対象とし、下記３方式を調査対象としました。
１）粉体や液体で層を形成し、インクジェットで結合剤等の液体を吐出して造形する方式
２）インクジェットで光硬化樹脂等を吐出し、光を照射して硬化させて造形する方式
３）インクジェットで立体を着色する方式
また、３Ｄ造形であってもインクジェットを使用するか不明の場合は「その他」として分類しました。
なお、３Ｄ造形技術と関連しないものや、２次元インクジェットプリンタ、３Ｄ造形に関連するが、光や熱によって選択して凝固させ、インクジェットを用いない造形技術はノイズとして除きました。

本シリーズ「ダイナミックマップ」のねらい

技術テーマの全体俯瞰をしながら技術と企業の詳細をクローズアップできる電⼦版の特許資料です。プレゼンテーションや社内ミーティングに活⽤しやすい豊富な特許マップを掲載しています。最新特許情報へのアップデートサービスもあります。

●技術から見る

• 技術シェア
• 出願件数推移
• 企業シェア
• 企業ランキング
• 公開特許一覧表 → 公報全文pdf

・粉末固着材料：積層形成後にインクジェットによって結合剤などを吐出して３Ｄ造形する粉末固着方式で、積層を形成する粉体、液体などの材料と、積層形成後にインクジェットで吐出される結合剤などの材料に特徴をもつ特許情報を取り上げました。

・インクジェット材料：３Ｄインクジェット方式で、インクジェットで吐出される光硬化樹脂等の材料に特徴をもつ特許情報を取り上げました。

・粉末固着による造形：インクジェットを使う粉末固着方式の３Ｄ造形プロセスに特徴がある特許情報を取り上げました。粉末固着による３Ｄ造形プロセスでもインクジェットを使用しない場合は除外します。

・インクジェット造形：３Ｄインクジェット方式の造形プロセスに特徴がある特許情報を取り上げました。

・着色：インクジェットを使った立体物を着色することに特徴がある特許情報を取り上げました。

・用途：インクジェットを使った上記２方式の３D造形の用途に特徴がある特許情報を取り上げました。金型の造形のほか、医療、光学リフレクタなどを含みました。

・その他：インクジェットを使った３Ｄ造形で上記に該当しないその他の特許情報を取り上げました。

●企業から見る（上位10社）

• 出願件数推移
• 企業性格チャ－ト
• 発明者ランキング
• 共同出願
• 公開特許一覧表 → 公報全文pdf

◇第１位： 富士フィルム
・出願件数推移
・企業性格チャ－ト
・発明者ランキング
・共同出願
・公開特許一覧表 → 公報全文pdf
◇第２位： セイコーエプソン
◇第３位： ブラザー工業
◇第４位： キーエンス
◇第５位：ヒューレット－パッカード　デベロップメント　カンパニー　エル．ピー．
◇第６位： ソニー
◇第７位：コニカミノルタ
◇第８位： 旭化成ケミカルズ
◇第９位： 長野日本無線
◇第１０位： リコープリンティングシステムズ

全体俯瞰と詳細のクローズアップ

ダイナミックマップはマインドマップ ^® 手法を活用しています。ダイナミックに視点を切り替えて、素早く必要な特許情報と特許マップにアクセスできます。

企業と技術それぞれの観点から、知りたい項目（出願人件数推移、出願人ランキング、発明者ランキング、共同出願人内訳、該当特許一覧表）へとクリックで展開します。

広めの検索式でもれなく調査

特許分類（IPC／FI）を基軸としてキーワードで絞り込む検索式と、キーワードのみの検索式のOR論理による広めの検索式を用いています。

マニュアル査読によるノイズ情報のないデータ

技術と特許の専門スタッフがマニュアル査読を行い、ノイズ情報を除去して技術分類を付与しています。