本書の特長

近時技術的に大きく進展が見られた３Ｄプリンターは、装置はストラタシス社と３Ｄシステムズ社の二社が世界シェアの7割を押さえています。

ネオテクノロジーは３Ｄプリンティング技術に製造業の形を変える大きな可能性があると考え、特許情報からみた技術レポートを発刊しました。第一弾として発刊するのが米国Stratasys社の分析レポートです。ストラタシス社の３Ｄプリンティング技術を、特許情報から分析します。このレポートでは、同社が合併した、オブジェット社（objet）の大半の出願を保有している、Objet Geometries社の出願も付属して掲載いたします。

米国Stratasys社が保有している特許は、2013年8月1日までで、公開特許47件、登録特許103件です（同社が他の出願人から譲り受けたことがデータベース上明らかなものを含む）。

本レポートからは、米国特許分析を通じて、ある着想を基に、技術を多様化し、一連の出願ネットワークへと展開する取り組みを学ぶことができます。

調査対象技術

３Ｄプリンターに用いられる、一般に３Ｄプリンティング技術と呼ばれている、立体造形技術について取り上げています。

Ⅰ．総論

• 調査レポートの特徴と利用方法
• 調査内容
  • （１）調査対象とした技術・分類　機構・装置・プロセス・材料・その他
  • （２）調査対象とした特許情報
  • （３）査読と採否判断基準
• 収録内容

Ⅱ．特許マップ

• 出願展開マップ

Ⅲ．解説

• Stratasys社のプリンティング技術

Ⅳ．該当特許一覧表

・データCD-ROM

• 特許マップ（Excel 形式、PowerPoint形式）
• 該当特許一覧表（Excel 形式 全文明細書PDFをリンク）
• 全文明細書（PDF形式）

企業の特徴を把握できる特許マップ

俯瞰マップ

3Dプリンティングの技術要素別に代表例を抽出し、俯瞰マップにまとめました。 この俯瞰マップから、企業独自の注目すべき技術要素が浮かび上がってきます。

出願時系列マップ

3Dプリンティング技術に関する出願を時系列マップにまとめました。この出願時系列マップから、ワイヤレス電力伝送技術を特許出願に展開する状況がわかります。なお、マップ中には仮出願制度（provisional application）や、継続出願制度継続出願CP：continuation application／一部継続出願CIP：continuation in part application）も表示しています。

内容を把握しやすい紙面構成と和文解説

英文の直訳ではなく、発明の内容を表したわかりやすい和文タイトルを付けています。また、公報全文を査読したうえで、発明のポイントを解説しています。 1件で見開き2ページ構成とし、左ページには技術的な説明と発明相応図、右ページにはフロントページを掲載しています。

二次加工に便利な電子データ付

抽出した特許の一覧表（Excel）及び全文公報（PDF）を収録したCD-ROM／DVD-ROMが付いています。一覧表（Excel）には全文公報（PDF）がリンクしています。特許マップの作成、キーワードによる絞り込みなどの二次加工に便利です。

下記のサンプルは、同シリーズ「MIT/WiTricityのワイヤレス電力伝送」のものです。