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2019.11.14
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ポスト5Gから6Gで用いられる高分子材料とは?
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◆技術革新の一つは信号の高周波化です。
自動車やスマホの移動体高速通信の5Gで始まった技術革新はさらに高速化し、2025年には周波数が30GHz(波長1cm)から300GHz(波長1mm)を帯域とするミリ波の時代に入ると言われています。
電線を伝わっていた電気信号は、導波路に伝わる電波(電磁波)信号になり、テラヘルツ光へ広がります。
電気と光が融合する大きな技術革新と言えるでしょう。
集積回路や封止、センサなどのエレクトロニクスには高周波特性に優れた高分子材料が欠かせません。
特に高周波帯域で優れた誘電特性をもつ、高分子材料の研究開発が要求されています。
◆高周波化に沿う高分子材料の研究開発動向を特許情報から探ります。
70GHzなどのギガヘルツ帯域では、高分子材料がどのように使われるか未開拓な領域です。
一般に、エレクトロニクス材料は、
導電材料(含む、抵抗材料、記号R)、
誘電体材料(キャパシタンス要素、記号C)、
誘導材料(インダクティブ要素、記号L)、
絶縁・封止材料、シールド(遮蔽)や反射材料、
有機半導体や有機センサ材料、エネルギー変換材料などがあります。
今後はさらに、有機材料自体がフィルタ回路になったり共振回路になる可能性や、周期構造化した新デバイスになる可能性もあります。
高周波化の素材研究が新たな用途の広がりを創出し、プリント基板やパッケージにとどまらず、分子デバイスなどの広範囲な技術に広がるとネオテクノロジーは考えています。
◆材料の研究動向を明細書全文から探ります。
この調査では、明細書全文でミリ波(周波数30GHz~300GHz)帯域を想定しているかを判断します。
ミリ波(周波数30GHz~300GHz)帯域を対象にしていることが明確な「ミリ波」の文字か、ミリ波帯域の周波数が数値で記載されている特許情報に限ります。
たとえば、
「・・・誘電率は60GHzで測定した」
「・・・ミリ波帯域やテラヘルツ帯域での伝送損失は・・・」
などの特許情報を対象にします。
理由はミリ波帯域(周波数30GHz~300GHz)で計測している事が明確であれば、結果的にミリ波をにらんだ高周波化に備えた高分子材料の研究開発に取り組んでいる、と解釈して良さそうだからです。
2015年以後の国内特許情報約2,800件を調査します。
現在、一次査読を進行中です。上記のようなポスト5G~6Gに該当する情報は少なく、1割程度が採用になる見込みです。高周波化に向けた高分子材料の研究開発の一助として、お役立ていただけるものと存じます。
▼調査結果は、ダイナミックマップ「ポスト5G~6G 低誘電・低損失材料」として販売中です。
無料デモ版の無料デモ版のご用意もございます。
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