防災意識の高まりとともに、公共インフラの劣化診断が注目されています。
本書は、生活に欠かせない公共インフラの一つである橋やトンネルに着目し、センサネットワーク技術が実際にはどのように見られており、どのような企業が関心をもって取り組んでいるのかを最新の特許情報によって調べました。その結果、橋については劣化診断や水位検出などが最近は注目されています。
また、トンネルでは、大きくは三つの観点（掘削などの施工時、自然災害や劣化の監視、日常の交通の利便や安全）でセンサネットワークが注目されていることがわかります。ぜひ、関連技術の拡がりと最近の出願傾向を俯瞰する資料としてご利用ください。

★本シリーズ「パテントガイドブック」のねらい

技術テーマのプランニングや技術開発において、技術者自身が最新の特許情報を的確に把握することが求められています。しかし、膨大な特許情報の中から必要な情報を抽出するには困難が伴います。そこで、特定の技術テーマにフォーカスし、俯瞰しやすいレベルにまとめたのが本シリーズ「パテントガイドブック」です。

技術者の視点で直近の特許情報から最低限必要な約100件の情報を厳選した本シリーズは、技術者が進むべき将来の方向を探る道しるべとして最適なガイドです。

１．ガイドブックシリーズのねらい
２．ガイドマップ（当該技術の全体像俯瞰マップ）
３．着眼点別注目キーワードと公開特許情報

【アングル（技術分類）】
・橋の異常や劣化の検出
・橋脚や河川の監視
・トンネルの安全な利用
・トンネルの掘削
・トンネルの災害防止
・センサ
・センサネットワーク
・参考情報

４．IPC/FIガイド（当該技術テーマの検索ガイド）

【掲載企業】
鉄道総合技術研究所、セイコーエプソン、三菱電機、ホーチキ、東芝、イーライド，インク．、ザ・ボーイング・カンパニー、サクサ、サイヴァース、大林組、日立製作所、古野電気、財団法人鉄道総合技術研究所、三谷セキサン、富士通、ＪＦＥエンジニアリング、アーカイオ　リミテッド　ライアビリティ　カンパニー、ウェザーバンク，インコーポレイテッド、エアデエセ　コンストルクシオネス　アエロナウティカス　エセア　ソシエダッド　ウニペルソナル、エヌコーテー　ケーブルス　グループ　アクティーゼルスカブ　ほか

技術的着眼点を俯瞰できる

ガイドマップガイドマップは、アングル（技術的着眼点）ごとに図面と企業を選び放射状に配置した、ネオテクノロジー独自の俯瞰マップです。直近数年の出願にあらわれる技術と企業を見渡すことができます。

深堀調査に役立つIPC／FIガイド

深掘調査を行う際には国際特許分類（IPC）や日本特許庁独自のファイルインデックス（FI）を利用すると便利です。IPC／FIガイドではアングル（技術分類）ごとの特許情報に実際に付与されている特許分類を抽出し掲載しています。

見やすい誌面

本書で取り上げた特許情報をアングル（技術分類）ごとに分けて抄録を掲載することにより、技術の特徴がより把握しやすい誌面構成となっています。また、巻末には特許情報の一覧表も掲載しています。
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