本書の特長

従来からのガン早期発見ばかりでなく、治療薬の効果判定や治療の経過観察にもバイオマーカーが有効であるとされています。認知症など判定の困難な疾患に対しても、バイオマーカーによる診断、治療が試みられており、バイオマーカーの組み合わせで変化を比較して判定することも多いようです。また、病気ばかりでなく、健康状態の判定にも使用されています。さらには、牛の判別など動物にも対象が拡大しています。いずれも可能な限り非侵襲的なサンプルからのバイオマーカーを得ようとしているようです。
本書では、バイオマーカーのモニタリング技術について、最近の取り組みを厳選した特許情報の具体例から俯瞰して知ることができます。
一歩先の発明導出のガイドとして、または研究開発のベンチマーク資料として本書をご利用ください。

本シリーズ「発明導出ガイドブック」のねらい

当シリーズのねらいは良い発明を導出することです。
研究開発がホットな技術テーマに絞り、次なる一歩につながる発明導出のベンチマークにふさわしい特許情報を選びました。新たな発明を生み、強く育てるための新しいタイプの1.5次特許情報です。
■注目技術：最近の注目技術と特許出願に取り組む企業を取り上げます
■特許観点：技術テーマを攻める特許出願のクレーム観点、その広がりを取り上げます
■多項クレーム：最近の特許出願の具体例から多項クレームの実際例を取り上げます
■発明導出：次の一歩を踏み出す発明導出のベンチマーク特許情報を取り上げます

プランニングや技術開発において、技術者自身が最新の特許情報を的確に把握することが求められています。しかし、膨大な特許情報の中から必要な情報を抽出するには困難が伴います。そこで、 研究開発に技術テーマを絞り、技術者の視点で直近の特許情報から最低限必要な約70~200件の情報を厳選しています。本シリーズは、発明導出のため、技術者が進むべき将来の方向を探る道しるべとして最適なガイドです。

１．ガイドブックシリーズのねらい

２．ガイドマップ（当該技術の全体像俯瞰マップ）

３．着眼点別の課題と公開特許情報
※技術者が目をつける着眼点別に特許情報を収録しています
《アングル（技術分類）》
・脳障害/神経症
・内臓病
・筋肉
・骨
・ガン/腫瘍
・健康状態
・動物用途

４．掲載特許一覧表
CD-ROM付属

【掲載企業（順不同）】
オンコリスバイオファーマ株式会社
コニカミノルタ株式会社
ファイザー・インク
株式会社レオロジー機能食品研究所
株式会社島津製作所
株式会社ＭＣＢＩ
株式会社ウイルス医科学研究所
株式会社日立製作所
小野薬品工業株式会社
森永製菓株式会社
第一三共株式会社
三星電子株式会社
国立研究開発法人科学技術振興機構
国立研究開発法人国立がん研究センター
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
国立研究開発法人理化学研究所
公益財団法人東京都医学総合研究所
地方独立行政法人神奈川県立病院機構
国立大学法人東京大学
国立大学法人九州大学
国立大学法人神戸大学
国立大学法人大阪大学
国立大学法人東北大学
国立大学法人北海道大学
学校法人久留米大学
学校法人聖マリアンナ医科大学
学校法人東洋大学
学校法人近畿大学
学校法人慶應義塾
学校法人順天堂
学校法人大阪医科大学
学校法人東海大学
学校法人日本医科大学
ほか

５．ガイドブックの使い方

技術的着眼点を俯瞰できるガイドマップ

ガイドマップは、アングル（技術的着眼点）ごとに図面と企業を選び放射状に配置した、ネオテクノロジー独自の俯瞰マップです。直近数年の出願にあらわれる技術と企業を見渡すことができます。

全クレーム抄録を掲載

発明導出ガイドブックシリーズでは全クレーム抄録を掲載し、より使いやすくなりました。

ガイドブックの使い方

発明導出ガイドブックシリーズではガイドブックの使い方を新たに加えました。
発明導出のために有効に本書をお使いいただけますよう、ぜひご参照ください。
・技術の広がりが見えます
・自他の位置関係がわかります
・発想のキッカケ、マイ特許情報集にします
・文章表現スキルが身に付きます
・自分の発明を大きく育てる
・このほかの使い方（深堀調査に活用、特許リエゾンの教材として、
技術者が特許センスを学びたい、クレームの構想を組み立てる）
・これなら使える具体例の紹介

見やすい誌面

本書で取り上げた特許情報をアングル（技術分類）ごとに分けて全クレーム抄録を掲載することにより、技術の特徴がより把握しやすい誌面構成となっています。また、巻末には特許情報の一覧表も掲載しています。