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液晶表示装置の大型化・高精細化が進展するに従って、帯電による静電破壊や誤動作の影響はより深刻になります。このため、静電気発生、帯電の少ない材料の開発や静電気の影響を受けにくい回路構成の検討が進められています。
本書は2014年1月以降公開された、液晶表示装置を中心とした画像表示装置およびその周辺技術の国内特許情報228件から代表例100件を選定し、6つの分野に分類しました。分類項目は、帯電防止層に関する材料技術(A)、その構成・製造方法(B)、帯電要素の除去方法(C)、静電保護(D)、表示装置製造工程中の静電気対策(E)、およびその他(F)として静電気を利用する技術等とし、項目毎に特徴的な図面を選択・配置しました。全体像を俯瞰し、各技術分野のトレンドを把握するためのガイドとして本書をご活用下さい。
研究開発のアーリーステージで技術と企業の全体像を把握する 技術テーマのプランニングや技術開発において、技術者自身が最新の特許情報を的確に把握することが求められています。しかし、膨大な特許情報の中から必要な情報を抽出するには困難が伴います。そこで、特定の技術テーマにフォーカスし、俯瞰しやすいレベルにまとめたのが本シリーズ「パテントガイドブック」です。 技術者の視点で直近の特許情報から最低限必要な約100件の情報を厳選した本シリーズは、技術者が進むべき将来の方向を探る道しるべとして最適なガイドです。
1.ガイドブックシリーズのねらい
2.ガイドマップ(当該技術の全体像俯瞰マップ)
3.着眼点別の課題と公開特許情報
※技術者が目をつける着眼点別に特許情報を収録しています
《アングル(技術分類)》
・帯電防止層の材料
・帯電防止層の構成
・帯電要素の除去
・静電保護
・製造工程中の静電気対策
・神経細胞の技術
・その他
4.IPC/FIガイド(当該技術テーマの検索ガイド)
5.掲載特許一覧表
CD-ROM付属
【掲載企業(順不同)】
・ジャパンディスプレイ
・日東電工
・セイコーエプソン
・エルジー・ケム・リミテッド
・大日本印刷
・半導体エネルギー研究所
・パナソニック液晶ディスプレイ
・船井電機
・日本カーバイド工業
・富士フイルム
・三菱電機 など
ガイドマップは、アングル(技術的着眼点)ごとに図面と企業を選び放射状に配置した、ネオテクノロジー独自の俯瞰マップです。直近数年の出願にあらわれる技術と企業を見渡すことができます。
深掘調査を行う際には国際特許分類(IPC)や日本特許庁独自のファイルインデックス(FI)を利用すると便利です。IPC/FIガイドではアングル(技術分類)ごとの特許情報に実際に付与されている特許分類を抽出し掲載しています。
本書で取り上げた特許情報をアングル(技術分類)ごとに分けて抄録を掲載することにより、技術の特徴がより把握しやすい誌面構成となっています。また、巻末には特許情報の一覧表も掲載しています。