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リチウムイオン電池は、スマートフォンやノートPC、車載に留まらず、産業用定置型電池としてもその用途が広がりつつあります。
本書では、LiBに用いられている接着技術に着目し、おもに高分子材料を中心に、その全体像を最新の特許情報から俯瞰しました。
リチウムイオン電池の、電極やセパレーター、外装材など様々な目的で接着技術は使われています。例えば、電極で活物質や導電助剤等をバインダーで結着し、集電体に塗布する目的で使用されています。また、セパレーターでは電池の安定化や、電極とセパレーターとの密着性を向上させる目的で使用されています。外装材では耐環境性を確保するために、接着技術が必要となります。
接着材料がリチウムイオン電池でどのように用いられているか、企業と技術の開発の多様な観点を調べるガイドブックとして本書をご活用ください。
また、姉妹編として「リチウムイオン電池に用いられる樹脂材料」と合わせてご活用ください
研究開発のアーリーステージで技術と企業の全体像を把握する 技術テーマのプランニングや技術開発において、技術者自身が最新の特許情報を的確に把握することが求められています。しかし、膨大な特許情報の中から必要な情報を抽出するには困難が伴います。そこで、特定の技術テーマにフォーカスし、俯瞰しやすいレベルにまとめたのが本シリーズ「パテントガイドブック」です。 技術者の視点で直近の特許情報から最低限必要な約100件の情報を厳選した本シリーズは、技術者が進むべき将来の方向を探る道しるべとして最適なガイドです。
1.ガイドブックシリーズのねらい
2.ガイドマップ(当該技術の全体像俯瞰マップ)
3.着眼点別の課題と公開特許情報
※技術者が目をつける着眼点別に特許情報を収録しています
《アングル(技術分類)》
・正極
・負極
・電極共通
・集電体
・セパレーター
・外装材
・その他(固体電界質への応用など)
4.IPC/FIガイド(当該技術テーマの検索ガイド)
5.掲載特許一覧表
CD-ROM付属
【掲載企業(順不同)】
・東レ株式会社
・ダイキン工業株式会社
・凸版印刷株式会社
・TDK株式会社
・積水化学工業株式会社
・三菱製紙株式会社
・シャープ株式会社
・太陽インキ製造株式会社
・日立マクセル株式会社
・ダイソー株式会社
・株式会社井上製作所
・株式会社村田製作所
・住友大阪セメント株式会社 など
ガイドマップは、アングル(技術的着眼点)ごとに図面と企業を選び放射状に配置した、ネオテクノロジー独自の俯瞰マップです。直近数年の出願にあらわれる技術と企業を見渡すことができます。
深掘調査を行う際には国際特許分類(IPC)や日本特許庁独自のファイルインデックス(FI)を利用すると便利です。IPC/FIガイドではアングル(技術分類)ごとの特許情報に実際に付与されている特許分類を抽出し掲載しています。
本書で取り上げた特許情報をアングル(技術分類)ごとに分けて抄録を掲載することにより、技術の特徴がより把握しやすい誌面構成となっています。また、巻末には特許情報の一覧表も掲載しています。