本書の特長

特許侵害に備えた登録特許調査

本ダイナミックマップは透明導電フィルムに関する国内登録特許を調査した電子版特許調査報告書です。
豊富な特許マップ、該当特許一覧表（Excel）にリンクした全文公報PDFを収録、特許調査の一次資料として使いやすく編集しています。

調査範囲

出願日遡及20年間に相当する1994年1月以降の出願であり2013年12月末までに発行された国内登録特許で特許権が存続している約1596件を調査し、1115件を抽出いたしました。実用新案は対象といたしません。透明導電膜を表すFI、H01B5/14 Aの集合と、積層体を表すIPC、B32Bに透明、電極、導電、導体、抵抗、容量などのキーワードで絞った集合を組合せ、さらに表示、ディスプレイ、タッチパネル、ITO、フィルム、層などのキーワード集合で補完を行い検索母集団とし、ネオテクノロジーの専門技術スタッフが一件ずつ目を通して分類を付与しました。

本シリーズ「ダイナミックマップ」のねらい

技術テーマの全体俯瞰をしながら技術と企業の詳細をクローズアップできる電⼦版の特許資料です。プレゼンテーションや社内ミーティングに活⽤しやすい豊富な特許マップを掲載しています。最新特許情報へのアップデートサービスもあります。

●技術から見る

• 技術シェア
• 出願件数推移
• 企業シェア
• 企業ランキング
• 特許一覧表 → 公報全文pdf

ネオテクノロジーの専門技術スタッフが一件ずつ目を通して分類を付与します。

技術分類

・金属粒子や金属ナノワイヤ、金属薄膜などの材料(197件)
金、銀などの金属ナノワイヤや金、銀などの金属細線を用いた金属メッシュ、両面をITOで挟まれた銀層（銀又は銀合金）、金、銀、銅、白金などの金属導電性パターン層を取り上げました。用途が、電磁波遮蔽や熱線反射膜などであって、透明電極を含まないものは除きました。

・金属酸化物系材料(665件)
ITOや酸化亜鉛系（酸化ニオブ含有酸化亜鉛、酸化アルミニウム及び酸化ケイ素含有酸化亜鉛など）、酸化スズ、チタン酸化物、P型透明導電膜（TiとSbの酸化物、Ni又はTaとCuの酸化物、AgとNiの酸化物など）を取り上げました。用途が、電磁波遮蔽や熱線反射膜などであって、透明電極を含まないものは除きました。

・カーボン系材料(56件)
カーボンナノチューブやグラフェンなどを取り上げました。用途として、透明電極を含まないものは除きました。

・有機導電体材料(86件)
ポリチオフェン系導電性ポリマー（PEODT/PSS）やポリアニリン系導電性ポリマーなどを取り上げました。用途として、透明電極を含まないものは除きました。

・その他（加工技術など）(232件)
特に材料限定のない透明導電膜の製造方法や、膜厚、屈折率などの規定はあるが、特に材料限定のない透明導電膜、特に材料限定のない透明導体パターンの構造を取り上げました。ただし、製造方法であっても、透明導電材料に特徴があるものは、各材料に分類しました。

●企業から見る

• 出願件数推移
• 企業性格チャ－ト
• 発明者ランキング
• 共同出願
• 登録特許一覧表 → 公報全文pdf

上位１０社
第1位：住友金属鉱山株式会社(60件）
第2位：東洋紡株式会社(50件）
第3位：日東電工株式会社(45件）
第4位：三菱マテリアル株式会社(42件)
第5位：凸版印刷株式会社(42件)
第6位：出光興産株式会社(41件)
第7位：帝人株式会社(41件)
第8位：ＴＤＫ株式会社(38件)
第9位：コニカミノルタ株式会社(35件)
第10位：旭硝子株式会社(27件)

全体俯瞰と詳細のクローズアップ

ダイナミックマップはマインドマップ ^® 手法を活用しています。ダイナミックに視点を切り替えて、素早く必要な特許情報と特許マップにアクセスできます。

企業と技術それぞれの観点から、知りたい項目（出願人件数推移、出願人ランキング、発明者ランキング、共同出願人内訳、該当特許一覧表）へとクリックで展開します。

広めの検索式でもれなく調査

特許分類（IPC／FI）を基軸としてキーワードで絞り込む検索式と、キーワードのみの検索式のOR論理による広めの検索式を用いています。

マニュアル査読によるノイズ情報のないデータ

技術と特許の専門スタッフがマニュアル査読を行い、ノイズ情報を除去して技術分類を付与しています。