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ヘッドアップディスプレイHUDは、フロントガラスの目の前に広がる実際の風景(実像)の上に、交通情報などのデジタル画像のプロジェクション投映(虚像)を重ね、航空機の操縦席や支援運転や自動運転の自動車フロントガラスに使われる最先端の表示技術です。
最近では街角のショーウィンドウのデジタルサイネージや、メガネ型ウエアラブル端末の画像表示など、将来用途が期待されています。HUDの技術課題はガラス板に貼り合わせる投映表示用光学シートです。外光を歪なく透過する合わせガラスの貼合用中間樹脂や光透過蒸着フィルム、外光・迷光除去用の偏光フィルムなどが用いられていますが、最近は、今までにないクリアでヘイズの少ない鮮明画像を表示できる高屈折透明微粒子やナノ粒子、その分散技術、微細凹凸構造の形成技術、半導体や液晶のドット構造など、最先端の光学フィルム技術が使われています。
この特許情報調査では、国際特許分類IPC:G02B27/01ヘッドアップディスプレイ、G02B5/*レンズ以外の光学要素、G03B21/*映写スクリーンだけでなく、B32B積層技術やC03C27/*合わせガラスなどを基軸にした包括的検索式により、2010年発行以後の特許情報(発行日遡及5年)の特許情報約3千件を技術キャリアが目で採否・分類しました。
基本的にはHUD投映に用いる光学積層シートの最近の機能材料技術の動きに注目して国内の特許情報を調査しました。光源プロジェクタといわゆる光路部材は含んでいません。この調査で特に注目する最新の材料技術は、微粒子と分散技術、液晶などのドット技術、プリズムや凹凸構造形成技術です。
HUD用の金属蒸着薄膜の光学フィルム技術や合わせガラス中間膜、偏光膜、その他のHUDに固有なシールやガイド材料など、主要な技術要素に区分し、最近の技術動向と企業動向をビジュアルにご覧いただけるよう、ご好評の高いダイナミックマップ形式に編集いたしました。付属のEXCEL+全文明細書PDFデータもご便利です。ご要望によるWEBデータ提供やフォロー監視、説明会サービスなどのオプションもご利用いただけます。
2013年5月出願~2018年4月までに発行された国内公開特許からヘッドアップディスプレイHUD用光学積層シートに関する特許情報を2,679件調査し、国際特許分類(IPC)、ファイル・インデックス(FI)およびキーワード(KW)を組み合わせた独自の検索式で428件抽出しました。
技術テーマの全体俯瞰をしながら技術と企業の詳細をクローズアップできる電子版の特許資料です。プレゼンテーションや社内ミーティングに活用しやすい豊富な特許マップを掲載しています。最新特許情報へのアップデートサービスもあります。
【技術分類】
・微粒子と分散技術
・液晶などのドット技術
・プリズムや凹凸構造形成技術
・HUD用金属蒸着薄膜光学フィルム技術
・合わせガラス中間膜
・偏光膜
・その他のHUD固有な材料技術(シールやガイド材料など)
・参考情報
【掲載企業】
〈第1位〉旭硝子
〈第2位〉積水化学工業
〈第3位〉大日本印刷
〈第4位〉富士フィルム
〈第5位〉クラレ
〈第6位〉デンソー
〈第7位〉JXTGエネルギー
〈第8位〉パイオニア
〈第8位〉コニカミノルタ
〈第9位〉セイコーエプソン
◇企業シェア
◇上位10社技術比較
◇企業ランキング
ダイナミックマップはマインドマップ ® 手法を活用しています。ダイナミックに視点を切り替えて、素早く必要な特許情報と特許マップにアクセスできます。
企業と技術それぞれの観点から、知りたい項目(出願人件数推移、出願人ランキング、発明者ランキング、共同出願人内訳、該当特許一覧表)へとクリックで展開します。
特許分類(IPC/FI)を基軸としてキーワードで絞り込む検索式と、キーワードのみの検索式のOR論理による広めの検索式を用いています。
技術と特許の専門スタッフがマニュアル査読を行い、ノイズ情報を除去して技術分類を付与しています。