本書の特長

有機ELの開発で重要な可能性として考えられているフレキシブル基板。
北米圏の市場を視野に入れて開発を行うのであれば、この分野における「US権利調査」は必須です。
日頃からUS公報を見ているネオテクノロジーは、有機ELにかかる出願のクレームに注意喚起を呼びかけようと企画をいたしました。

USの有機EL登録特許のクレームから「flexible」や、「film」という単語が現れない例が見られます。
クレーム自体は単に「substrate」とのみ記載され、その適用例には当然、可撓性があり、フレキシブルなものも含む、という出願が多くあらわれているのです。
（US8294869B2、US8207664B2等）

必ず、事前に侵害・抵触を調査すべきです。

調査対象特許情報

1993年（遡及20年）以後に特許出願された有機ELフレキシブル基板に関するUS特許情報（登録）を対象とします。

本シリーズ「権利侵害調査リポート」のねらい

注目される技術テーマを選び、知っておくべき要注意な特許を選んだ資料集です。技術部門においては、特許侵害トラブルの事前回避に、見落としていた他社権利の発見はもとより、新たな発明のヒント、忘れていた自社の知的財産の再発見にお役立て下さい。知財部門においては、「他人が使いたくなる」権利を生むためのクレーム研究の材料としてもご活用下さい。

本テーマにおいては重要度に応じて三つのランクを設定いたしました。

A：フレキシブルなOLEDが明記されているもの
B:単に「基板」とだけ書いてあり、フレキシブルなことが前提になっているもの
C:単に「基板」とだけ書いてあり、フレキシブルの可能性を濃厚に残しているもの

・US登録公報　約100件掲載予定

・全件に和文「クレームのポイント」掲載

・クレームに対応する「発明相応図」がある場合はそれを掲載

※US登録公報には、フロントページの図がクレームを反映しない場合が多いのでこの点には注意が必要です。

・権利調査に役立つランク付与

A：フレキシブルな「OLED」が明記されているもの
B：単に「基板」とだけ書いてあり、フレキシブルなことが前提になっているもの
C：単に「基板」とだけ書いてあり、フレキシブルの可能性を濃厚に残しているもの

・CD-ROM付

一覧表（Excel）+公報全文PDFへのリンク

サンプルページはこちらです。flexibleoledsample