本書の特長

次世代燃料電池を先駆けるトヨタ自動車がどのような事業戦略と技術開発に取り組んでいるか、特許情報から分析レポートいたします。
本書では、ミクロな視点で技術専門家による詳細分析をすることで、技術開発への取り組みを明らかにします。

調査対象技術

固体高分子型における、電解質膜の材料技術及び機能向上技術、触媒担体及び触媒の材料技術と機能向上技術、触媒を被覆する材料技術及び機能向上技術、電極の材料技術及び機能向上技術、MEAとしての材料技術及び機能向上技術に特徴がある特許情報を取り上げます。更に、固体酸化物型の材料技術及び機能向上技術、及びその他の燃料電池型の材料技術と機能向上技術に特徴がある特許情報を取り上げます。
なお、固体高分子型及び固体酸化物型等において、材料技術及び機能向上技術に、特に関係のない特許情報は取り上げません。

調査対象特許情報

20008年1 月1 日～2013 年6 月30 日までに発行されたトヨタ自動車の燃料電池技術に関する国内公開特許（公開約3370 件）を調査対象とし、材料に関する分析を行いました。

本シリーズ「企業分析レポート」のねらい

この企業分析レポートシリーズでは、燃料電池に関する研究を行っている企業が早期の研究開発段階で繰り広げる先進的特許出願群の在り方を学ぶ資料として、トヨタ自動車や日本碍子などを取り上げます。
燃料電池技術の要部を細かく分類した技術資料としてご利用下さい。

技術分類

1.固体高分子型
1-1.電解質膜技術
電解質膜材料、電解質膜の材料技術による機能向上技術を取り上げました。フラッディング／ドライアップ抑制技術。高伝導化、耐久性向上などを含めました。

1-2.触媒担体技術及び触媒技術
触媒担持体の材料技術、触媒の酸素還元活性の向上技術、低白金／非白金触媒技術、コアシェル／ナノシェル技術、分散性向上技術、白金溶解抑制技術などを取り上げました。

1-3.触媒を被覆する技術
担持された微粒子触媒表面をアイオノマー等による被覆技術を取り上げました。触媒被覆材料技術等。触媒の被覆による機能向上技術などを含みました。

1-4.電極技術
電極材料技術を取り上げました。電極の材料技術による機能向上技術などを含めました。

1-5.MEA技術
上記1-1～1-4に含まれないMEA材料技術、MEA材料による機能向上技術などを取り上げました。

2.固体酸化物型の材料技術
電解質膜材料、電解質膜の材料による機能向上技術を取り上げました。固体酸化物型の材料技術及び機能向上技術などを含めました。

3.その他の燃料電池型の材料技術
バイオ燃料電池等の材料技術及び機能向上技術などを取り上げました。

準備中